学びの「いろは」 「ほ」家庭で書く勉強法

皆さん、こんにちは。

岸本先生が、こんなことを話されています。

「こどもには下手に教えない方がいい。自分の子どもにもよう教えなかった。(中略)教えるとなると、こんなことも知らんのかと思って腹が立つんです。親と言うものは、教えるほど腹が立つ。自力でやらせること。子どもの知的発達の鍵は、漢字・漢語の習得です。これさえきっちりとやらせておくと、落ちこぼれっ子にはなりません。」

便利な日本語の表記

「 漢字で一目瞭然

  わかりやすいひらがな

  カタカナはアクセントに 」

こういわれてみると、確かに、他の言語と比べてみても、わかりやすいですね。

英語などは、文字の書体を変えたり、斜め文字を使う、下線をひく

中国語では、全部 漢字で表記ですから、色を変えるくらい

そう考えると、日本語は、ひらがな・カタカナ・漢字を、およそ2200個覚えると、普通に生活するレベルでは十分なのです。

 

2020年から、都道府県名に含まれる漢字は、教育漢字(小学校で習う漢字)に含まれることになりました。

 

常用漢字(1981年から) 潟、井、岐、滋、香、佐、崎、沖、縄
常用漢字(2010年追加) 茨、栃、埼、奈、梨、阜、岡、阪、媛、熊、鹿

 

近畿地方にお住まいの方は書けても、関東などに住んでいると、「畿」の字は知らない子すらもたくさんいます。でも、都道府県名ではないので、この字は書けなくても良いのです。

 

漢字・漢語の取得は、学力を伸ばすカギとなることは確かです。

漢字が強くなるには、

1 読書

2 「漢検」の受検

3 毎日の漢字練習

と言えそうですが、3については、例えば、テレビなどを見ているとき、街を散歩したときなど、見たり聞いたりして、発見したものをメモして、書いてみたりするという方法もありです。カタカナや英語表記の看板はダメですが、お店の看板には、かなり難しい漢字が書かれてあることも多いですからきっと役立ちます。

「漢字博士」になってみようと、声がけをして、いくつ新しい漢字を見つけることができるかを挑戦させてあげて下さい。

テーマを決めて、「色」の名前、「花」の名前とか、教育漢字以外を集めてきたら、その漢字を書く練習も自発的に行うようになると思います。

 

パソコンやスマホがどんどん普及し、小学校の低学年の子どもですら、携帯(スマホ)をもっています。そんな時代に逆行するかもしれませんが、国語の辞書、漢字の辞書だけは、紙の厚手のものを一家に一冊はそろえて下さると、きっと「積ん読」だけ、昼寝の枕替わりかもしれませんが、お子さんの知的好奇心を、くすぐる最高のツールになると思います。

 

 

今回で、学びの「いろは」 家庭で書く勉強法はおしまいです。次回からは、算数編をお届けします。ご愛読ありがとうございました。

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