先生に求められるもの 【子どもをひきつける力】編

さて、塾の先生

30年ほど前

私がなったばかりの頃は、

まず

若い先生が少なかった。

そして、

女性の先生が少なかった。

なぜなら、校内暴力がまだ、あちこちにあって

女の先生は弱いという概念が

社会に蔓延し、塾の経営者も思っていたからです。

私の塾の出発点は

神奈川県ですが

今、神奈川でも有力な塾のほとんどが

女性の先生を採用せず、

(採用しても、事務員さんとして)

そんな時代でした。

それから、一斉授業形態の塾が多かったので

駅前大規模校舎

小さな塾は、個人塾で、

先生は、学校の先生を引退したりした人

そんな感じでした。

でも思ったのです。

女の先生は、勉強については

学生時代はすごくよく勉強していて

怠けていた男の先生よりも

確かな学力があった。

さて、これからのテーマは

先生に求められるものですから、

そろそろ本題に戻ります。

【子どもをひきつける力】編

子どもとのおしゃべりを楽しむことができますか

子どもとの共通の話題作り

たとえば、今流行っているアニメや漫画、ゲームを一つでいいから極める

「ルフィー」って誰ですか?

「AKBって」

子どもに興味関心を持つ、知ること

子ども達が、どんな部活に入っているのか。

どんなことに興味関心があるのか。

そんなことをたくさんどらえもんのポケットに入れるつもりで

子どもの名前と顔が一致しますか

よく始まったばかりの時は、出席番号でとか、席順でとかで

子どもを指名して答えさせますよね。

いきなり、面と向って、まだ会って間もない時にですよ、

名前で声をかけられたら、どっきとしながらも

嬉しい顔をする子ども達が多かったです。

教室以外の所では、もっと効果がありますが。

きちんと叱ることができますか

例えば、授業中に、隠れて別のことをやっているA君。

本人は、静かにしていればOKなんて思っているけれども、

周囲は、A君に対しても、それを放置する先生にも

嫌悪感を持っています。

普段は個別授業の塾ですが、夏冬の講習会は、

近隣の教室でまとめて会場の講習会を行いました。

他の先生の時も、A 君は、内職(漫画を読んでいた)

きっとつまらない授業だったのでしょうね。

私は、彼が気がつかなかったわけですが、

「面白そうだね、でも、今はやるべきことではない。

それに、講習費を払ってくれたご両親にも申し訳ない。

嫌なら、この教室から荷物をまとめて出て行ってもいいよ。」

A 君は、少なくても私の授業から逃げることなく

まじめに受講してくれました。

これで驚いたのは、周囲の子ども達から

私の株が、急上昇したのは驚きでした。

他の先生は放置するだけで叱らない、叱れない。と。

たったこれだけです。

正義感が強い時代の子ども達ですから

彼らからすれば、悪いことをしているならそれを正すべきと

考えていたのでしょう。

それともうひとつ

叱るという行為が整然と行われたことです。

コチラも怒声で、大声で、感情的に

「出てけ!」

とやったら、周囲が恐がるだけだったかもしれません。

とりわけ、集団になれば

おとなしい子達からすれば

自分が叱られているわけでもないのに

他の子が叱られたのを

自分に置き換えるわけではないのですが

感じてしまう子もいるわけで

大声を出して、爽快になるのは先生だけ?

という悲しい状況を演出しないようにして欲しいですね。

この続きは、又にします。

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