学びの「いろは」 「は」家庭で書く勉強法
皆さん、こんにちは。
次の漢字は、何年生で習うと思われますか。
1 「羽・弓・泣」
2 「曜・弟・鳴」
3 「議」
4 「義」
5 「我」
6 「頭」
7 「短」
8 「矢」
9 「豆」
如何ですか。
1 と 2 の関係は、1の部分を2が使ってます。
3 と 4 と 5 は、どうですか。
そして、6,7、8、9 がひとまとりです。
習う学年は、
1 (小2) 2 (小6) 3 (小4) 4 (小5)
5(小6) 6 (小2) 7 (小3) 8 (小6) 9 (中学生)
です。
習う順番が、違う感じがするのですが。
いきなり、富士山やエベレスト山に、登らせるような学習になっていませんか。
子どもたちは、決して難しいことができないわけではありません。
易しいものから始めなくてもよいということを言われる人もいますが、
私は、易しい、できる、わかった!を積み重ねさせていくことが大切だと思います。
九九ができないことだけが問題ではありません。
日本の都道府県が言えない、中高生では困ります。
宮崎県と宮城県、福島県と福岡県の場所はわかりますか。
岸本先生の「見える学力・見えない学力」という本に、「地図帳を用意する」と書かれてありました。
スマホで確認するという前に、本屋さんに行かれて、学年相応の大きな地図を購入されてお子さんが目にする場所に貼られて、テレビを見たりした時に、一緒に確認する。
もし、行かれたことがあったら、その場所の写真を地図に貼っておく。
断捨離がブームで、いらないものを捨てたり、スッキリした壁が、見栄えはいいかもしれませんが、お子さんが覚えきるまでは、多少の汚れには目をつぶってください。
「地図帳」の話で言えば、今は、学校で使う地図帳とは別に
昭文社 「なるほど地図帳」
成美堂出版 「わかる時代がわかる日本地図」
など、いろいろな話をふんだんに取り入れてある地図帳があります。
スマホやタブレットもいいですが、
1 大判の地図を貼る 2 本になっている地図帳 をリビングにおく
こうすることで、漢字が好きになることは間違いないです。
中学生になって、カッコよく、新潟県の「潟」、愛媛県の「媛」も書けたら。
数十年前、「新幹線授業」で、多くのことを詰め込むために、学校では、落ちこぼれのお子さんをたくさん作ってます。と言ってました。
詰め込み過ぎているのではなく、消化不良のまま、たれ流しているだけなのかもしれません。「ゆとりが大事」「個性を尊重する」と、聞こえはいいですが、困るのは誰ですか。
「うちの子は漢字が苦手なの」と思われたら、
そして、カタカナがきちんとかけていないかもと思い当たることがあれば、
まずは、
「ア・セ・ソ・チ・ム・マ・ミ・メ・モ・ユ・ル・レ・ワ・ン」
が、正しくかけるかどうかテストされてみて下さい。(漢字の一部で使われることが多い)
A 丸みを帯びて書く斜め線がまっすぐになっている
B はねあげるところがそうなっていない
A、Bがきちんとできることが大切です。
「シ」と「ツ」の違いができるようになると、漢字を正しく書くことはバッチリです。